しまなみ・今治
観光スポットとテーマパークを巡る旅
今回は、サイクリストの聖地として有名なしまなみ海道を含む観光コースのご紹介です。
このエリアは、瀬戸内海の穏やかな海とそこに浮かぶ島々の光景が見所です。
それに加えて、個性的な施設・テーマパークが点在していますので、ドライブまたはサイクリングの合間に立ち寄ってはいかがでしょうか。
しまなみ海道
日本初の海峡横断できるサイクリングロード
しまなみ海道は、広島県尾道市から向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島を経て愛媛県今治市までを結ぶ道路です。
日本で初めて自転車で海峡を横断できる道として有名になりました。
瀬戸内海の景色を眺めながら、マイペースでサイクリングできる特別感は多くの人々を魅了しています。
全長約70kmほどありますので、マイペースといっても、1日で走破を目指すのでしたら、計画的に走らなければなりません。
途中の島には、サイクリストのための宿も多くありますから、初心者は無理をせず余裕のあるプランにしましょう。
耕三寺・耕三寺博物館
見所満載、宗教テーマパーク
しまなみ海道の生口島にあります。
歴史あるお寺ではなく、日本各地の古建築を模して建てられた堂塔が建ち並ぶ、宗教をテーマとした博物館です。
元実業家の耕三寺耕三氏が、母の菩提寺として1936年に建立しました。入場料が必要です。
耕三寺
耕三寺博物館
耕三寺博物館は昭和28年に国の登録博物館とされ、耕三寺家の美術コレクションを公開しています。重要文化財を含む多数の仏教、茶道、近代美術のコレクションを見ることができます。
千佛洞地獄峡
この洞窟は、浄土教の祖、源信和上の著された往生要集を視覚で体感できることを目的に作られています。
洞窟の中は、富士山の溶岩と浅間山の焼石で岩が組まれ、今治市の石彫家、馬越三雄・正八親子作の石仏約千体が展示されています。
未来心の丘(みらいしんのおか)
広さ5,000㎡にも及ぶ白い大理石の庭園で、世界を舞台に活躍している杭谷一東(くえたにいっとう)氏が、構想から5年、着工から12年の歳月をかけて制作したものです。
今治城
城内の港を備えた日本屈指の海城
関ヶ原の戦いでの戦功により伊予半国を領した藤堂高虎が、瀬戸内海に面した海岸に築いた大規模な平城です。藤堂高虎は築城の名手といわれ、今治城は「日本三大海城」「日本百名城」の一つとなっています。
瀬戸内海に臨む砂地の上に建てられ、5層6階の天守閣や、海水を引き入れた堀など特異な構造を持っています。
所在地:愛媛県今治市通町3-1-3
アクセス:今治北ICから車で約15分、予讃線「今治駅」からせとうちバス「今治営業所行き」で約9分「今治城前」下車
休業日:12月29日~12月31日
日本食研 世界食文化博物館・KO宮殿工場
ここが日本? 工場?と言いたくなる、工場テーマパーク
焼肉のたれでおなじみの日本食研の生産工場。食文化を発信する観光工場の役割も担っている施設です。
有料の見学ツアーを開催しており、予約すれば内部を見学できます。
庭園だけなら、予約なしで無料見学できます。但し、入場時に簡単な書類を書き、守衛に許可を得る必要があります。
KO宮殿工場
オーストリアのウィーンにある世界遺産「ベルヴェデーレ宮殿」をモチーフに建てられ、たれ類出荷量日本一を支える設備を有したブレンド調味料の生産工場です。
世界食文化博物館
世界の食文化とともに、日本食研の企業文化や商品ヒストリーなどを展示しています。
所在地:愛媛県今治市富田新港1丁目3番地
アクセス:今治北ICから車で約20分
庭園見学可能日:土曜日・日曜日・祝日 予約不要、無料、9:00~16:00 ※工場見学は要予約、有料
鈍川温泉
今治で温泉に浸かりたいなら、鈍川温泉があります。温泉旅館のほか、鈍川せせらぎ交流館という日帰り温泉施設もあります。
さいさいきて屋
地元食材にこだわった食のテーマパーク
平成19年4月にオープンしたJAの直売所。産直品を買い求めたり、地元食材を使った料理やスイーツを食べたいなら、ここがあります。
1.6ヘクタールの敷地面積に、直売所は500坪あまりの広さがあります。
さいさいきて(再々来て)は「度々来店してください」という意味から名付けられています。
マイントピア別子
鉱山の歴史と森の癒しに出会える、鉱山テーマパーク
今治市から東へ約50キロ、新居浜市にある別子銅山採鉱本部跡地を利用した鉱山のテーマパークです。
日本初の山岳鉱山専用鉄道を復元した鉱山鉄道や観光坑道では、別子銅山の歴史を巨大ジオラマや映像で再現、当時の採鉱を体験することができます。
また広い敷地内には、天然の別子鉱泉を利用した温浴施設や屋内型の子ども用遊戯施設なども整備されています。
マイントピア別子端出場エリア本館の敷地内を行ったり来たりしているトロッコ列車に乗って着いた先にある観光坑道を徒歩で見学できます。